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リスクとリターン


 投資で長期的に利益を出し続けるためには、自分でリターンを計算しないといけません。
 リターンとは予想通りにいったときにどれくらいの期待値を見込むかということです。仮に月に10%の利益を狙って投資手法を考えたとしましょう。
 次に考えなければいけないのは何だと思いますか?
 投資手法や通貨ペアの選択は後回しでいいのです。次にしなければいけないのは、どの程度リスクを許容できるのかということです。 リスクのことは誤解している人が多いですが、資金を失う可能性があるということではありません。自分の設定したリターンからどれくらい乖離するか、ブレがあるかということです。つまり毎月の利益が10%ちょうどで全くブレないということがリスクが0だということです。逆に10%を狙っているのに、30%の成績になった場合はリスクが大きかったということを反省する材料になるのです。予定していたリターンから上にぶれることも下にぶれることも同じようにあるはずですから、ブレは少なければ少ないほどよいと考えることができます。


勝率とリターン


 投資手法には大きく分けて順張りタイプのものと逆張りタイプのものがあります。
順張りとは、「まだ上がるだろう、まだ下がるだろう」と考えて相場の流れに追従するもの。
逆張りとは、「もう上がるだろう、もう下がるだろう」と底や天井を仮想して、取引をするもの。
 どちらも思惑ですのでどちらを選んでも投資家の自由なのですが、はっきりしていることは順張りはリターンを重視し、逆張りは勝率を重視する手法だといえます。


順張り


 順張りはリターンを重視したトレード方法だと言いました。
 順張りを行う場合、重要なのはブレイクアウトと呼ばれる抵抗線突破の瞬間を捉えることにあります。抵抗線を突破したところに逆指値でエントリーし、相場が行き過ぎたところですかさず利確をするというスキャルピングの手法がもっとも有効になります。
 この場合値幅は取れて数十銭ですからレバレッジを大きくして参加することになりますが、自分の順張りの成功率を検証してみて利確の値幅と損切りの値幅を決定します。為替の場合、ブレイクアウトしてもその後利益確定の反対売買が入ることが多いので勝率は低くなると思います。それに見合うだけのリターンを得ることができるように利確の値幅を決定してください。


逆張り


 順張りはリターン重視の手法だといいましたが、逆張りは勝率重視の手法だといえます。
 安値で買い、高値で売るというのは基本中の基本ですが、初心者は大体の場合、逆張り的思考に陥りがちです。ですので普段から順張り的思考を心掛けておくくらいでちょうどいいと思います。
 基本中の基本でありながらなぜ逆張りをすすめる人がいないか分かるでしょうか?それは勝率を重視すれば、「破産の確率」もあがるからなのです。難平(ナンピン)はその最たるものです。「勝率を重視すれば、破産確率も上がる」ということを絶対に忘れないでください。


トレンドとレンジ


 相場は一方向に偏って動く場合とある範囲で行ったり来たりしている場合があります。
 一方方向に動いている状態のことをトレンドが発生しているなどと言います。2005年は大きな意味で円安のトレンドができていました。このような場合はトレンドに逆らわず、順張りをする方がよいでしょう。ただし高値買い、安値売りをしてしまわないように相場の転換時期に注意する必要があります。
 また行ったり来たりしている場合はレンジ相場あるいはボックス相場といい、抵抗線と支持線に挟まれた範囲での値動きをしています。ですので支持線に近づいてきたら買いを入れて、抵抗線に近づいたら売るという方法で利益をあげることができます。抵抗線・支持線を抜けてしまった場合は相場に大きなトレンドが発生する可能性がありますので、迅速にロスカットをしてください。


スキャルピング


1. スキャルピングは順張りが基本。相場が動き出した方に向かってポジションを建てる。建値にストップロスが置けたらやることはほぼ終了。後は利食いのタイミングを図る。トレイリンクストップが使える業者を用意しておきたい。
2. レンジのブレイクアウト狙いはそもそも遭遇できるか分からないので、あらかじめ指値で対応したい。その場合でも5pips?10pipsを狙って欲張らないこと。
3. あらかじめ通貨の強弱を見ておく必要があるが、ある通貨が一時的な材料で買われ(売られたときでも勿論OK)全面高になることがある。そういったときに一番強い通貨とのペアで逆張りをする。一時的な買いや売りは利益確定の反対売買が出て元に戻りやすいため利益をあげやすいが、ロスカットは迅速に。